コーヒーの味を考えるとき、
「おいしいかどうか」から考える人は多いと思います。
でも、CROP では少し違うところから考えています。
それは、
毎日、自然に飲み続けられるかどうか。
特別な一杯ではなく、
朝でも、昼でも、夜でも、
「あ、これでいいな」と思えるか。
今日は、
CROP が 「毎日飲める味」 をどうやって決めているのか、
その考え方を書いてみます。
特別においしいコーヒーは、たしかにある
いわゆるスペシャリティコーヒーと呼ばれるものには、
華やかな香りや、はっとする酸味、
印象に残る味わいがあります。
特別な日に飲むと、
気分が上がるし、記憶にも残る。
それは、それでとてもいい。
ただ、
それを 毎日飲みたいか というと、
少し話が変わってきます。
毎日飲むコーヒーに、必要なもの
毎日飲むコーヒーには、
派手さよりも、別の要素が必要だと思っています。
たとえば、
- 飲んだあとに疲れない
- 朝でも夜でも違和感がない
- 量を飲んでも重くならない
- 気分や体調の波に左右されにくい
「ちゃんとおいしい」けれど、
前に出すぎない。
生活の中で、
そっと寄り添うような味。
焙煎で意識していること
焙煎するときに考えているのは、
点数や評価ではありません。
「この豆は、
一週間、毎日飲み続けたらどう感じるだろう」
そんなことを、よく想像します。
初日の一口がピークの味より、
三日目、五日目に
「今日も、これでいいな」と思えるかどうか。
強すぎる酸味や、
残りすぎる苦味は、
その時点で少しずつ削っていきます。
朝でも、昼でも、夜でも

CROP のコーヒーを目指す場所は、
特定の時間帯に限定されません。
- 朝の、まだ頭が起ききっていない時間
- 昼の、区切りをつけたい一杯
- 夜の、静かに一日を終える時間
どの時間に飲んでも、
無理なく身体に入ってくること。
それが、
毎日にちょうどいい味 だと思っています。
「おいしい」より、「続けられる」

誤解してほしくないのは、
「おいしくなくていい」という話ではありません。
ちゃんと、おいしい。
でも、主張しすぎない。
一日の主役にならなくても、
一日を静かに、しっかり支えてくれる。
そんな味を、
毎日飲めるコーヒーと呼びたいと思っています。
おわりに
コーヒーは、
がんばるための道具じゃなくていい。
特別な日だけの存在でもなくていい。
いつもの朝に、
ちゃんとそこにある幸せ。
それが、
CROP が考える「毎日飲める味」です。

